【ブックレビュー】『おうちで死にたい』~自然で穏やかな最後の日々~
『おうちで死にたい』~自然で穏やかな最後の日々~
『おうちで死にたい』(著者:広田奈都美/出版社:秋田書店)
さまざまな理由から、在宅介護を選んだ患者とその家族の物語を
マンガで紹介しています。全5巻です。
新人訪問看護師が、奮闘しながら患者と向き合っている様子を描いています。
「在宅介護というと高齢者の話?」
それだけではなく、働き盛りの年代にも焦点をあてています。
ここでは2つの物語を取りあげていきます。
ひとつめは「大黒柱である夫がガンや病気になる」⇒第1巻掲載
この時の妻の不安・・・。
意外とお金のことが気になる・・・。
そうですよね。私も不安になると思います。
周りからの助言で、さまざまな制度が使用できることがわかり、
金銭的な不安が解消されていく。
すごくよく分かります!
そして夫の思い「治療よりも家族と一緒にいたい」
それを受け入れる妻・・・。
ふたつめは「35歳のOLがガンになった」⇒第2巻掲載
「あなたには時間がない」と医師から言われてしまう。
そういわれても、なかなか入院しようとしない患者。
それを説得する看護師と、患者の葛藤を描いています。
「入院すると自分がかわいそうな人だと思われる。」
私にはこのことが、イマイチわかりませんでした。
きっと、人それぞれ感じることは違うのだろうと。
そのほかの物語も見どころがたくさんです!